おしえて おしえて
☆脈動する絵☆
29ぺージ 読み聞かせ:2分
内容
おしえて~
いのちの
川の
花の
香りの
太陽の
雨の
朝の
鳥の
地球の
風の
りんごの
砂浜の
石の
魚の
色の
クジラの
雁の
善悪の
時間の
~不思議
こたえは、あなたのなかにある
感想
こどもの、よくある疑問がつらつらと綴られている。
アンサーは無い。
単純なデザインだけれど脈打つ血管のような、繊細な葉脈のような模様と、
鮮やかな色彩で表現された絵に惹きつけられる。
初めて見た時、そのまんま生きている、存在している喜びという脈動を感じた。
「あかる~いアートだね!」って言う『びじゅチューン』が大好きなお姫ちゃん。
表紙の蝶のようにキラキラと輝くホログラムが、ページをめくるとどこかに一つあって
「ここ、ここ!」ってお姫ちゃんとどっちがはやく見つけられるか、遊びがはじまる。
キラキラにも目の無いお姫ちゃん。
何度でも繰り返し、声に出して読みたくなる、谷川俊太郎さんによる訳詩。
りんごのくだりがいちばんのお気に入りの様子。
りんごのたねがゆめをみるって素敵なフレーズだよね。
いつか、原文で読んでみたいね。韻を踏んでいるんだろう♪
赤ちゃんも楽しめるし、大人になっても読み続けたい作品。
日頃の雑念を洗い流してしまうような純粋な目線を体感させてくれる。
存在するものすべてを見つめる、やさしい視線にも気づかせてくれる。
絵本は簡単に読めて、だけどいろいろぎゅっ!と詰まってる。
長く読めるよう大事にしよう。
もう、かじったりしないでね!