12にんのいちにち
☆いちにちはたくさんのいちにちでできている☆
31ページ 読み聞かせ:5分
内容
ある町と、そこでくらす12にんのいちにち。
登場人物は、
小学生ヘモくん。
ペンキ屋さんオーティスさん。
看護師さんサララさん。
パン屋さんプワットさん。
消防士ファイアットさん。
おばあさんフリーダさん。
動物園のライオンガウリくん。
小説家カフカフさん。
宅配便配達のフォリッシモさん。
赤ちゃんピカールくん。
あさ6時のようす。
あさ8時のようす。
あさ10時のようす。
ひる12時のようす。
ひる2時のようす。
ゆうがた4時のようす。
ゆうがた6時のようす。
よる8時のようす。
よる10時のようす。
まよなか12時のようす。
まよなか2時のようす。
よあけまえ4時のようす。
つぎのあさ6時のようす。
がそれぞれ描かれていて、ひとつひとつの場面を説明する文字は無い。
絵を見てものがたりをよんでいく作品。
感想
ひとり一コマづつ、時間を追って物語は進んでいく。
時間ごとに全体を眺めながら読んでもいいし、
ひとりに注目して読み進めてもおもしろい。
10人と、1体と、1匹がどこで出会い、関わり合うのかが見どころ。
何かと細かいお姫ちゃんは、いちいち地図を確認しながら読んでいる。
「このひとは、ここにすんでいて、ここではたらいて…。」っていう風に。
あたまを使えて、なかなか読み応えのある作品。
たったいちにちを追ったストーリーだけれど、
そこにはドラマがぎっしり詰まっている。
12のお話がこの1冊にまとめられていて、お得!かな?
ガウリくんとカフカフさん、ピカールくんの出会いはドキッとするかも?
1日のおわりに開けば、杉田比呂美さんのほのぼのとした絵に癒される。
今日は、どんな出会いがあったかな?明日はどんないちになるんだろう?