わたしはみんなのおばあちゃん - お姫ちゃんの絵本部屋

29ぺージ　読み聞かせ：7分

おおむかしいた、さかなたちみんなのおばあちゃん。

はちゅうるい・ほにゅうるいたちみんなのおばあちゃん。

ほにゅうるいたちみんなのおばあちゃん。

チンパンジー・にんげんたちみんなのおばあちゃん。

にんげんたちみんなのおばあちゃん。

そしてきみは、まごのまごのそのまたまごのひとりなんだ。

自分と太古のいきものが繋がっていることを、分かりやすく教えてくれる作品。

はじめて触れる進化のおはなしにもってこいかもしれない。

お姫ちゃんは「えがかわいいね～。」としっかり読んでくれる。

絵をみながら、お姫ちゃんが知っている現代のいきものと、

大昔いたいきものの違いを教えてくれる。

シーラカンスが出てきてちょっと興奮。

擬音語や擬態語が多く登場してくるから、こどもも真似をして楽しめる。

「きみも…できるかな？」と問われて、

お姫ちゃん「できま～す！」ってやってくれる。

世界中の人びとが、ホモ・サピエンスという一つの種で、

脈々と続く子孫、親戚同士なんだって。

科学っていいよね。次元を超えたスケールの大きさ‼

系統樹を指でなぞりながらさかのぼっていって、とりあえず行きついたのが

「細菌・古細菌」でちょっとガッカリしていたお姫ちゃん。

「さいきんってびょうきになるのだよね！かぜのバイキンだよ～。」と。

細菌性の風邪をひいていたからなおの事。いきものって面白い。

細菌が出てくると今度は、ウイルスってなんなんだ？とか。脱線したくなる。

地球上の生命体の共通祖先って誰なんだろう？

と、この本が始まっていたら、もっと違った印象を持ったかもしれない。

でも、むしろそこからスタートして欲しかった。

おとなの事情だったのかな？未知の領域。

生物すべての共通祖先は、宇宙空間を塵の様に漂っていたのかな？

いろんな説があって、どれも本当っぽい。

お姫ちゃん、もっと成長したら「あとがき」もひとりで読めるようになるね。

新しい知識に出会う、たのしさを求め続けて～