クレヨンからのおねがい!
☆手紙を書いてみる?☆
ニューヨーク・タイムズのベストセラーリストでNo.1を獲得した作品↓
31ページ 読み聞かせ:9分
内容
12色入りクレヨンの箱の上に、12通の手紙があった。
全て12色のクレヨンから、クレヨンをつかおうとしていたケビンくんへの手紙。
クレヨン1色1色の日頃の思いが語られた手紙を受け取ったケビンくん。
クレヨンたちの気持ちを汲んで、1枚の絵を完成させる。
絵をみた先生はほめてくれる。「どの色もみんなきれい‼」って。
感想
いつも絵を描くときに、つかっているクレヨンから手紙を貰ったら…。
「なにそれ~♪」お姫ちゃんは食いつく。
小さな子にはちょっと長いかなと思うけれど、
12色の言い分を最後まで集中して聞いていてくれる。
赤色の悩み
紫色の悩み
黄土色の悩み
灰色の悩み
白色の悩み
黒色の悩み
緑色の悩み
黄色の悩み
橙色の悩み
青色の悩み
桃色の悩み
薄橙色の悩み
白色の悩みを聞いて、「そっか。しろってそうやってつかうんだね‼」って
目からウロコのお姫ちゃんは嬉しそう。
黄色と橙色の言い争いには、
「じゃあさ、ゆうひとひのではオレンジいろ、あとはきいろでいいんじゃない?」って
解決策を提案してくれる。
おともだちからこんな手紙をもらったらドキッとするだろう。
お姫ちゃんにも、おともだちにこんな手紙を書く機会がくるのかな?
手書きの手紙だからこそ、込められた思いがグイグイ伝わってくっていうこともある。
小学生の頃、お手紙のやり取りとか交換日記とか流行っていたよな~。
過去に思いを馳せてみる。
何故か、ボロボロに古びた12通の手紙。ケビンももう大人になっているのかな?
大事に手紙を取っておいたのかな?
そういえば、水疱瘡で園をお休みした時、届けてもらったおともだち一人一人からの
応援のお手紙をずっと捨てられずにいた。20年以上のあいだ宝物だった。
それぞれ悩みを持って日々を送っている。
みんなの声を聴いて、答えてくれたケビンくんの機転にウキウキしてしまう。
画用紙いっぱいの絵を描こう♪
クレヨンも色鉛筆もマーカーペンも絵具もみんなみんな大切に使ってね。